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【読んだよ】LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略

年金ってどうも俺たちの時代からもらえないっぽい。そんな危機感は同世代なら誰もが持ってる。どうやらずっと働き続けなくてはいけないらしい、と気付いているのはどれだけの人間か。最近は小泉進次郎も良く言ってるみたいですね。そんな時代に送る本です。必読なのではないでしょうか。

オンディーヌの呪い

フランスにこんな寓話がある。妖精のオンディーヌは、いびきをかいて眠りこけている夫のバレモンが不貞をはたらいたことに気づいた。怒り狂ったオンディーヌは、夫に呪いをかけた。起きている間は生きていられるが、眠ればその瞬間に死ぬ、という呪いだ。パレモンはこれ以降、目が閉じることを恐れて、一瞬の休みもなしに働き続ける羽目になったという。既存の3ステージの人生のモデルのまま、寿命が長くなれば、私たちを待っているのは「オンディーヌの呪い」だろう。永遠に動き続ける運命を背負わされたパレモンと同じよに、私たちはそれこそ永遠に働き続けなくてはならなくなる。どんなに疲れ切っていても、立ち止まれば生きていけないのだから。

既存の3ステージとは、学び→働き→引退のステージ。どうも今現役で働いている私たちの世代というのはそうはいかないみたいですよ。

不確実性に対処する

未来に目を向けることは、つねに賢いことだ。しかし、目で見えるより先を見ることは難しい。 これらの変化をについて少しでも考えればわかるように、今生まれた子供たちが100年の間に経験することを予測するのは不可能だ。だから、長寿化時代には、不確実性に対処することが避けて通れない。長生きする人たちは、変化のペースが減速しない限り、過去の世代よりずっと多くの変化を経験する。多くのテクノロジー専門家の予測にあるように変化が加速すれば、人々が生涯に経験する変化はいっそう大きくなる。

不確実性に対処することは大事なのはもちろんわかっているのですが、今後はずっと多くの変化を経験しますよ、と。なぜならそもそも寿命が長いのだから。

どのような知識が価値を持つのか?

学ぶことは人生の重要な要素であり、その価値は所得の源になることだけではない。(中略)学習の対象として選ぶべきは、自分が情熱を燃やせて、興味を持てるものごとであるのが賢明だ。しかし、大半の人にとって、所得の問題は無視できない。100年ライフでは、所得を確保することの重要性がいっそう大きくなる。

好きなことをやってお金がもらえる、というのは理想です。だが好きでもないものをずっと仕事にし続けるのはそもそも難しい。たくさんの好きなことを作って、その中でお金を稼げそうなものには特にコミットする。それがいいのかもしれません。

多様性に富んだネットワーク

新しい人的ネットワークを築けば、古い友達の一部と疎遠になることは避けれない。この点は良く理解しておくべきだ。あなたのことを最もよく知っている人は、あなたの変身を助けるのではなく、妨げる可能性が最も高い人物なのである。その人たちは多くの場合、あなたがいままでどおりで変わらないことに最も多くの投資をしている人間だからだ。その点、新しい人的ネットワークに接すれば、新しい価値観、規範、態度、期待に触れられる。それに、そうしたグループのメンバーは、あたなと同じような不安を味わっている可能性が高い。そのような人たちと自分を比べることではじめて、あなたは変身への抵抗を乗り越える「臨界点」に到達できるのだ。

変身そのものに抵抗がある、というのは、まさに自分自身が自分の古い友達だからかもしれないですね。

何を知っているかではなく、誰を知っているか

大規模で多様性に富んだ人的ネットワークを重要な無形の資産の1つと位置付けたのは、それが長期にわたり価値を生むものだからだ。たとえば、人々がどのように職を見つけるかを考えてみてほしい。おそらく、職探しで重要なのは、無形の資産のなかでも知識だと思う人が多いだろう。しかし、マーク・グラノヴェターの説得力ある研究によれば、重要なのは人的ネットワークだ。何を知っているかではなく、誰を知っているかが大切だというのだ。 しかも、意外なことに、人々は新しい職に関数情報を親しい友達から聞くことはあまりない。そのような有益な情報は、たいてい友人の友人など、それほど緊密な関係にない知人から寄せられる。社会学者は、前者のような関係をストロングタイズ(強い絆)、後者のような関係をウィークタイズ(弱い絆)と呼んでいる。それにしても、どうしてこんなことが起きるのか?それは、新しい友人グループの面々がもっている情報に重複があるからだ。知っていることが概ね同じなのだ。それに対して、それほど緊密な関係にない知人は、新しい情報をもっている。

これは良く聞く話ですね。私もfacebook弱い絆のためだけに使ってる感じです。そういう意味ではなかなか廃れにくいプラットフォームなのかもしれません。あるいは名刺交換した人はeightで繋がっているので、それもゆるーく続けそうです。

男女の役割の変化

フリードマンによれば、男女の役割の変化は、男性によっても推し進められる。教育レベルの高い若い男性の多くは、母親が仕事をもっていて、女性のロールモデルとしてワーキングマザーを身近に見て育ってきた。そして、父親であることを通じて社会に貢献できると思っている。そのため、年長世代に比べると夫婦の両方がキャリアを追求することに前向きで、一家の主な稼ぎ手の役割をひたすら貫くのではなく、子供と多くの時間を、自分の父親が自分と過ごしてくれたよりも多くの時間を、過ごそうと考える。このような変化は全て、100年ライフに対応した結婚生活を送るために欠かせないものだ。

専業主婦、というのは女性蔑視だという時代が来る、、こないですね。文化はそれぞれ。人それぞれ。

みなさん、本当に働き続けないといけないんですよ。そのためには柔軟性、勉強、健康。これはかかせません。特に健康、これは大丈夫ですか?スポーツジムにいくと休日でもおじいさんおばあさんばかり。不安です!

良い本であった。本棚行き。