これからどうする?

タイトル無かったが、これからどうする?

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である【読んだよ】

著者の中島聡さんはいIT業界では有名な人で、この人のメルマガも購読している私はやっぱりこの本も購入。でもメルマガとかブログで言ってることをまとめただけ、という気がしないでもない。よかったけど。

  • スラック 持っておけばよかった……と後悔する余裕のこと。猶予。余裕。

ミズーリ州の病院の手術室を常に1つ開けておくようにしたって話はよく聞きますが、これがスラックの良い例。

スタートダッシュを聞かせて界王拳20倍!言うは易く行うは難し。。

「0から1」の発想術【読んだよ】

「0から1」の発想術

「0から1」の発想術

のまとめを書いて下書きに入れてたはずが消えた。。

また今度まとめる!

とりあえず。

  • 豚肉といえばポーランド。 ポーリッシュベーコンをいえば1つのブランド。

  • 自分の会社を潰す方法を考えろ ジャック・ウェルチは当時、「アンチ事業部を作れ」という号令をかけた。社内で既存の事業部をつぶすための事業部を作れと指示したのである。(中略)「他者につぶされるくらいなら、自社の事業部につぶされたほうがまし」

  • Edy Edyはもともと、将来これがユーロ、ドル、円に奈良舞踊な世界通貨となることを夢見て、それら3つの頭文字をとって命名されている。

  • デジタルカメラは5年後にどうなっているか?を考えても、今のデジタルカメラ以上のものは出てこない。 予測すべきは「5年後の生活・ライフスタイル」そのものである。

  • 中間地点の発想 36枚撮りでは多すぎて、20枚撮りでは少なすぎる。なぜその中間を出さないのか? 「今までずっとそうだったから……」 20枚撮りを24枚撮りにした場合、原価はどのくらい上がるのか。計算してもらうと、1円にもならない。ならば4枚増やして20枚撮りと同じ値段で売っても大きなマイナスにはならない。24枚撮りなのに20枚撮りと同じ値段ということで売り出せば、ユーザの支持を集めるのではないか、と考えた。このフィルムは「4枚増えて値段は同じ。どっちが得かよ〜く考えてみよう」というキャッチコピーとともに発売され、ベストセラーとなった。

  • RTOCS/他人の立場に立つ発想 ビジネスマンならば、日頃から自分の扱っている仕事を、2つ職位を上げて考える癖をつけるべきなのだ。なぜなら、発想するレベルによって「解」が異なるからである。自分のレベルで考えているだけでは、いくら思考しても「解」は変わらない。「職位を2つ上げよ」というのは、1つだけ上げると、自分の直属の上司になってしまうので、どうしても発想が鈍るからだ。 こうして考えたアイデアは、時折、2つ上の上司に実際にぶつけてみるというのも手だ。そういう発想に対し、上司がどれほどの受容力があるのかを測る手立てになる。 常に職位を2つ上げて考えるスタンスは、ビジネスマンの思考を深めてくれる。こうしたトレーニングは、リーダーになった時に大いに役に立つのだ。 実は日本の経営者の問題は、担当者レベルの思考で昇進して社長に上り詰めるケースア多いところにある。担当した部署がたまたま時代の流れで当たり、稼ぎ頭になったから社長に推されるというケースだ。こうした社長の多くは「発想するレベルを上げる」トレーニングをしてこなかったので、いつまでも成功体験に取り憑かれている。社長になっても部長の発想しかできないのだ。 だから、こうした社長の指示は「昼休みは会社の電気を消せ」とか「コピーは裏紙を使え」とかそういう細かいコストダウンになりがちだ。これからの時代はこの方向で行こう、という大局的な指示が出せない。 私の知る社長の一人は、訓示となると必ずボートの話を持ち出す。 「大事なのは、ボートの原理だ。ボートはエイトといって8人が力を合わせて進む。皆苦しくても、最後のひとかきをすることで前に進む。皆苦しいだろうが、苦しいからこそ、力を合わせて最後のひとかきをしよう」 こういう内容の話である。だが、「苦しいけれどガンバレ」というのは、目標でも思想でもない。方向を見失っていれば、どんなに努力しても間違った方向に早く進み、ガケに激突するのがオチである。今は、方向を定めるコックスのほうが重要な業界もたくさんあるのだ。

ほぼ引用になってしまった(笑)でも私はこの本で一番琴線に触れた箇所である。つまり私が2段階上の発想が全然出来ていないのだ。

クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか<読んだよ>

クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか

クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか

読んでると眠くなるタイプの書き方。結構苦手なんだよね。

コカ・コーラ愛好者がコカ・コーラと知っていて飲んだときは、記憶、感情、回想に対応する脳の部位が活性化した。つまり、コカ・コーラというブランドにまつわる記憶が、そのブランドの経験を変化させたのだ。これは典型的なエモーショナル・ブランディングの例である。対照的に、ペプシペプシとしっていることは、被験者の脳になんの影響も与えなかった。

Hey!ハマー!のペプシ(懐かしい)。ブラインドテストではペプシのほうが美味しいという人も、コカコーラの記憶が美味しいと感じる。高価なワインです、と言われて飲むワインのほうが美味しく感じる。期待は経験を変えるのだ、と。

ニワトリはなぜ道を渡ったのか?

英語圏で有名な古典的ジョークらしい。答えは「反対側に行くため」(笑)

危険な任務を遂行する訓練を受けた空軍のパイロットでも、機内アナウンスを行う恐怖に耐えられないと、民間機のパイロットにならない人もいる

恥ずかしさはトラウマになりうる。

ラコステのマークを見て人はどう思うのか。

所有者に対する敵対心を引き出し、劣っているという屈辱を和らげるために消費したい気持ちのスイッチ入れる

ワニ効果(笑)

第一子に生まれると、兄弟の中で優位に立つと同時に”小さな親”になる可能性が高い。いわば監視役だ。第二子以降のほうが型破りでリベラルで、自分のニッチを見つけるためにリスクをいとわない。その結果、彼らは危険なスポーツの行う傾向がある。プロ野球の世界では弟のほうが10倍を盗塁をする。

後はCradle to Cradleって言葉、知らなかったので本書で覚えました。

ゆりかごからゆりかごへ ~ゴミを出さないモノづくりの考え方~ - エコロジーオンライン : Ecology Online

資源から作り出して最後はゴミ、とならない製品作り。ゆりかごからゆりかごへ。

総じて勉強にはなりましたが、読みにくいしピンと来てない部分も多い。

The Customer Journey 「選ばれるブランド」になる マーケティングの新技法を大解説<読んだよ>

カスタマージャーニー、流行りですよね。こういうのを読む度に思うのですが、実業で活かすのが難しい、というか、こういうことを専門的にやる職業の人が、見える化のためにやっているのであって、少人数で分かりきったことをやるグループには必要ない、大企業の大規模事業の為のものって感じます。挙げられている例もそういうのばかりですし。

google画像検索でカスタマージャーニー検索すると一杯例が出てきますので、気になる人は参考にどうぞ。

カスタマージャーニー - Google 検索

4つのステップでカスタマージャーニーを作る、というところは参考になるかもしれない。

  • 最初のステップでは、現在の顧客接点を洗い出し、顧客の気持ちや行動を可視化したカスタマージャーニーマップを作成します。顧客行動を整理し、現状を把握した上で、これから目指す理想の姿とのギャップを認識します。

  • ステップ2では、新しいカスタマージャーニーコンセプトを考えます。現状と理想のギャップを埋めてために「つながり」「質」、「量」のフレームワークを使って競争の軸を見直します。他社より優位に立てるコンセプトの発見がゴールになります。

  • ステップ3では、新しく考えたコンセプトをもとに、カスタマージャーニーマップを描き直していきます。新しい顧客接点の追加、機能していない施策の改善など、判断を下していきます。

  • 最後となるステップ4では、特に有効な顧客接点を最新のマーケティングテクノロジー強化する方法を紹介します。描いたアナログのカスタマージャーニーにデジタルで命を吹き込み、少人数のチームでも数十万から数百万の顧客に対して価値を届ける施策を検討します。

ステップ2の、他社より優位に立てるコンセプトの発見とあるけど、そんなことでほんとに勝てるプロダクトが作れるのかっていうと、かなり疑問が残る。でも「この領域で勝つ!」というのが前提で降りてくるプロジェクトもあるので、そういう時には有用ですよね。できればプロダクト思考で仕事をしたい派なのですが。

「読まなくてもいい本」の読書案内<読んだよ>

いやあ、タイトルからもっと浅薄な本だと思っていたが、知の集合体たる本であった。

  • Political Correctness いわゆるPC。政治的正しさ。PC界隈ではブラインドタッチとはもう言わないんだよ〜的な存在で有名。諸外国でもやはり面白い(?)らしく、海外ドラマなどを見ると、おじいちゃんが「インディアンが〜」というと、「ネイティブアメリカンよ」と言い直させるくだりはよく見る。

ペットのことを「animal companion」と呼ぶというのを見て、そういうことだったのか!と思ったのは、ゲームでよくペットのことをanimal companionと呼ぶのだが、PC的な言い回しだったんだな、と。

  • ゲーム理論フォン・ノイマンがブラフを含む複雑なポーカーゲームを数学的に分析しようとして考え出した。

  • プロスペクト理論 いたるところで言われているが、一番腹落ちした。損をする、ということに人間は耐えられない。石器時代に、損をする、マイナスである、借金がある、という状態は、獲物が捕れない、獲物を捕っても食べられない(奪われる)状態を意味していて、直死亡!となるので、マイナスにならない可能性を模索する。

また、税金の源泉徴収も給料から天引きされているので、自分が税金を払っているか全く興味はないが、自営業などでいったん自分のものになった収入から税金を払うことになる場合は強い心理的抵抗がある、というのもなるほどです。

目先のことにとらわれ、先のことはあまり気にしない

今日を生きていくのがやっとの暮らしをしていれば、1年後のことを考えたって意味がないと思うだろう。達磨だったか仏教だったか、人の不幸は生が有限なのを忘れてしまうこと、という言葉があった気がします。しかし、今の長寿社会では

目先のことにとらわれず先のことを考える

ことが重要である。

  • ナッジ 選択肢を奪ったりルールで禁止するのではなく、仕組み(デザイン)を変えることでひとびとをよりよい選択に誘導していくことを「ナッジ」と読んだ。Nudgeは「(ひじなどで)そっと相手を押す」という意味。

大学のカフェテリアで

健康にいいサラダを前に、フライドポテトを棚の一番奥に置くよう配置してみればいい。カフェテリアにフライドポテトがあるのにそれを選ばなかったなら、自分の意思で決めたことだから、生徒はその選択に満足するだろう。

というように個人の自由な選択を認めつつ、社会全体の効用を最大化するよう制度を設計すべきだという話がよい例として記載してある。

ナッジ、この前読んだワーク・ルールズ!にも出てきたな。

untitledyet.hateblo.jp

この本は熟読しよう。

「ぼくらの仮説が世界をつくる」<読んだよ>

最近読んだよ本

  • ぼくらの仮説が世界をつくる

宇宙兄弟のコミック1巻2巻を美容室400店に送った。予算20万。という話は面白かった。予算20万で何ができるかって考えた時に、ネット広告打ったらあっという間に消えてしまうが、美容室400店に送って美容師にオススメしてください!と文書をあてたら、将来的に本にも書けるエピソードになる(笑)

こちらからは、以上です。

ある島の可能性<読んだよ>

最近お気に入りのミシェル ウエルベック本。これもぶっ飛んだ内容で非常に面白かった。赤裸々SF小説の本作だが、これもやはりちょくちょくと琴線に触れる箇所がある。

つまり生きていくのになにかの支障を感じるとき、手始めにするべきことは、引っ越しです。写真の焼却です。相手が誰であろうとその話をするのをやめることです。記憶は抑圧され、自ずと消えていきます。時間はかかるかもしれません、しかしそれはきれいさっぱり消え去ります。その回路は除去されるのです。

最近よく言われる、記憶のメカニズニムに沿った勉強法というものがある。いわゆる忘却曲線を把握し、忘れるころに思い出すことで記憶を定着させていく。

つまり忘れたいことは積極的に思い出さないことが重要ということだ。

  • あの人にこんなひどいことをされた
  • あんなことがあった可哀想な私
  • 最高の恋人だった

誰かに話したり、写真を見たり、一緒に行った場所を通りがかったり。どれも記憶を定着させる行為でしかない。

エステルに腎臓疾患があり、だからこそ命の値打ちを知っている、というのもさらっとした書いていないが本作では重要なところだろう。エステル1に関してもニューヒューマンのエステルに関しても、だ。

ミシェル ウエルベック、読んだのは2作目なのに「これぞミシェル ウエルベックの真骨頂!」と感じる(笑)。他にも読んでみよう。次はプラットフォームかな。